アメリカ時間の2月28日にトランプ米大統領の施政方針演説が行われました。トランプ大統領は強気の発言で、インフラ投資1兆ドルという凄まじい額をぶち上げ演説中にガッツポーズするなど自信をのぞかせていました。
しかし、通常演説は皆が立ち上がってスタンディングオベーションで迎えるものですが、ブーイングを行ったり拍手しなったりとある意味でアメリカ国内の分断を象徴する演説となってしまいました。
大統領選前後から過激な発言を繰り返し、世界中が注目
ドナルドトランプ氏は第45代のアメリカ大統領です。大統領就任前から「イスラム教徒の入国禁止」「メキシコとの間に壁を作る」など過激な発言を繰り返しており、大統領就任以降もその発言は止まらず、その一挙手一投足に全世界が注目するようになりました。
アメリカの大統領として今後どのような施策をするのか、今最も世界で注目されている一人であると言えるでしょう。
演説中にガッツポーズを繰り返すトランプ大統領
まず、第一にトランプ大統領が演説中にガッツポーズを繰り返したところです。演説中にガッツポーズするような大統領は見たことがなかったので大変驚いたと同時に面白いという印象を受けました。余程自分の演説に自信があったのかなと思うと少し微笑ましい気分にもなりました。
野党はブーイングで迎える異例の事態
野党がブーイングをしていたところも注目でした。大統領演説では与党も野党も関係なくスタンディングオベーションで拍手するのが通例ですが、今回は何と拍手もせずブーイングを繰り返していました。これは非常に異例なことで、見ていて何かとんでもないことになっているなと興味深く感じました。
経済は上昇傾向にあるが、アメリカ国内で分断の危機が!?
トランプ大統領はインフラ投資を積極的に行うとの演説をしていたので、アメリカ経済の上昇を見込めるのではないかと思います。
ダウ20,000ドル突破も、実はトランプ大統領になってからなので、アメリカ株式市場にとっては大きな上昇を見込めるのではないでしょうか。
ただ、アメリカ国内の分断はより一層深まっていきそうです。大統領演説でスタンディングオベーションで大統領を迎えないというのはある意味象徴的な出来事でした。
「アメリカ・ファースト」を掲げながら、アメリカ国内が分断の危機にあるというのは皮肉な反応と言えるのではないでしょうか。
ライター:tssk 編集:moz