Googleは低画質の画像を高解像度に変えるAIを開発中です。その過程は2つあり、1つ目に低画質の画像と任意の高解像度の画像を比較。さらに2つ目の工程で顔の特徴を追加していきます。現在は特定の人物しか認識できませんが、サンプルが増えてくればかなり近い顔まで識別できるようになるそうです。
利用率No.1の検索サービスを提供するGoogle
Googleとは検索エンジンやソフトフェア、オンライン広告などのインターネット関連のサービスを提供するアメリカの会社。世界中に支社があり、検索エンジンの利用率は、日本と中国を除く他の国では全世界1位のシェアを誇る。
また独自のブラウザ(グーグルクローム)も開発しており、こちらも世界1位のシェアを誇っている。動画投稿サイトYouTubeの運営会社でもある。
低解像度の画像にピクセルを追加して、4倍の解像度に
8×8pixelの低画質の画像を、32×32pixelの高解像度にバージョンアップできたという点。その原理が面白いです。
低画質の画像と任意の高解像度の画像を比較して判断します。高解像度の画像を縮小して低解像度にし、そこから低画質の画像と比較してそれが誰なのかを判断するそうです。
さらにそこから低画質の画像のほうにその部分の特徴(唇の色や目の形など)を追加していって、4倍の解像度を完成させるそうです。
防犯システムにも利用できるかも!?
画質の悪い映像、例えば防犯カメラや昔の古くなったフィルムの映像などの解像度を上げることでよりクリアな映像にできそうです。
犯人の顔が一瞬映っただけの低画質な映像もこのシステムが完成すればかなりはっきりとした特徴を捉えることができます。
しかし現段階ではサンプルが必要なので、犯人を断定するまでにはいたらないかもしれません。警察が用意する似顔絵程度の信憑性になるでしょう。
ライター:frc 編集:moz