近年、郊外に赴かず都内の高層ビルで天体観測ができるようになっています。また女性を中心に天体観測が流行していることでイベントの参加者が増えて、観測用の機器の売れ行きも伸びており、天体観測を行う層が多様化しています。
六本木ヒルズ屋上の星空観察会「六本木天文クラブ」が大人気
自然の中に出かけなくても楽しめる、都会に住む人の為の天体観測が、特に女性の間で流行っています。
六本木ヒルズ森タワー屋上で開催される国立天文台協力の星空観察会「六本木天文クラブ」の入場者数が昨年累計10万人を突破しました。
また、特に星空に興味を持った女性「宙(そら)ガール」にターゲットを絞った双眼鏡の売れ行きが伸びています。
スマホの普及によって高性能の撮影技術を一般人が持つようになり、またアプリを使うことで星空について情報収集を行いやすくなったことも天体観測の人気上昇に影響しています。
都内に新たな天体観測スポットが誕生
六本木という都内に住む人なら比較的容易に行ける場所で天体観測が行えるようになったということが大きな変化でしょう。
私は小さい頃都内に住んでいて、友達の母親によく連れられてその友達と車で1時間半ほどかかる場所まで天体観測及びプラネタリウム鑑賞に出かけていました。ですので、これほど簡単に星空を楽しめる機会が存在することを知って驚きました。
ロマンチックな雰囲気に憧れる「宙ガール」
天体観測が特に女性に人気になっており、「宙ガール」という言葉まで生まれてブームになっているのがすごいと思いました。
ロマンチックな雰囲気に憧れる女性が増えたのか、ロマンチックな雰囲気をまといたい女性が増えたのか、その理由が気になります。
シニア男性中心のイメージを変えた、女性の天体観測ブーム
従来からはシニア男性中心というイメージのあった天体観測でしたが、女性に人気が広まったことで新たな天体観測ブームが期待されます。
高い建物があれば星空の観察がより容易にできるようになり、天体観測のできる場所が新たにカップルのデートスポットとして人気を集めるようになっています。
若い世代に星空が身近になっていき、天文学を研究する人が増えたり、天体観測技術が発達したりして、宇宙について新しい発見が生まれることも期待できますね。
ライター:fjq 編集:moz