パーマ大佐が発売したCDに収録されていた童謡「森のくまさん」の替え歌をめぐり、著作権が議論されています。嘉門さんのコメントにも見られるように、この件は社会の注目をかなり集めています。法律的な判断は下されていませんが、多くの人々に著作権について考える機会を提供してくれました。
童謡「森のくまさん」の替え歌が話題に
パーマ大佐さんの歌う童謡「森のくまさん」の替え歌が話題になっています。話題性の理由は替え歌自体だけではありません。
歌詞の翻訳者が著作権法違反にあたると提訴したことにも注目が集まっています。
替え歌のベテラン・嘉門達夫がコメント
この件に関して、嘉門達夫さんがコメントを寄せています。長年、替え歌を歌ってきた方だけに説得力があります。嘉門さんの意見を要約すると、「替え歌を歌うことで、不快に思う方がいれば歌うべきではない」ということです。
ネットで拡散され一躍有名になり、CD収録
ネットで発表する機会の多い現代、軽い気持ちでネット上に発表しものが、突然、有名になることは少なくありません。注目を集めると商品化されます。正規の段取りを踏まえる時間さえないほど、事は超特急で運んでしまいます。
その結果、本来の手順が置き忘れられてしまうこともあるようです。著作権という大きな問題が取り残されたままCDが発売されてしまいました。
客観的に見ると「おかしい」と思う事でも、渦中にいると気が付かないこともあります。その例として興味を持ちました。立ち止まることの重要性を語っている事例です。
他人を尊重する気持ちを忘れずに、権利保護について考慮が必要
著作権は人格権なので、守られるべき法律です。他人を尊重する気持ちを忘れてしまっては、文化の意味が薄れてしまいます。文化の基本は人間の気持ち・感情・精神です。
勢いにおされて、大切なものを見落としてしまうような社会の風潮は歓迎できません。ネット社会は便利なツールですが、自己中心的な方向性に走るデメリットがあります。
メリットとデメリットのバランスを上手にコントロールする能力。ネット社会では、そうした能力が求められています。
ライター:mss 編集:moz