2月24日に発売される村上春樹さんの新作長編小説は、『騎士団長殺し』というタイトルです。ストーリーはまだ公表されていませんが、そのタイトルからは、村上作品ならではのスリリングで難解なストーリーが期待できそうです。
村上さんの長編小説はどれも有名な作品ばかりなので、今度の作品もかなりの売れ行きが予測されます。
毎年ノーベル文学賞の受賞が期待され続けている村上春樹さん
村上春樹さんは、今年の1月で68歳になる日本の小説家兼翻訳家です。
村上さんの本は世界40カ国以上の国で出版されていて、毎年ノーベル文学賞候補にも挙げられています。そういう意味でも、今世界で最も注目される小説家と言えるでしょう。
その作品は、誰にでも読みやすい文章と難解なストーリーがあいまって、世界の幅広い読者から支持を受けています。
代表作には、『ノルウェイの森』『海辺のカフカ』『1Q84』などがあります。
新作長編小説『騎士団長殺し』を発表
具体的な内容はまだ公表されていませんが、2月24日に発売される長編小説の題名が『騎士団長殺し』ということで、村上さんらしい難解なストーリーがイメージできます。
前回の大作『1Q84』は、社会問題を焦点にしながらも、比喩的な表現を盛り込んだ恋愛小説でした。
今回は「顕(あらわ)れるイデア編」「遷(うつ)ろうメタファー編」といった非常に哲学的なサブタイトルがついていることから、前回とひと味違ったスリリングな内容が期待できそうです。
今回は全2巻で、一冊1,944円となっています。金額を考えると図書館で予約するのも得策かもしれません。
上下2巻の長編小説は、販売部数にも大いに期待
村上さんがこれまでに出した作品のうち、2巻以上になる長編小説はどれもかなり有名で、内容の濃い作品が揃っていることから、2月に発売される新作も、発行部数は少なくとも、上下巻あわせて100万部以上になることは確実でしょう。
ちなみに、村上作品で一番ヒットした『海辺のカフカ』は上下巻累計で400万部以上発行されていることから、内容次第では300万部以上増刷されることも十分あり得ます。
村上さんは今年1月で早くも68歳になります。しかし見た目もまだまだ若いですし、これからも精力的な執筆活動を展開していただきたいですね。
ライター:st1 編集:moz