今回、PGAツアーのフェニックスオープンで優勝した松山英樹の気迫を前面に出す姿を見て、プロテニスの錦織圭選手に足りないものはこれかもしれないと感じました。お互い刺激し合って、メジャーまたはグランドスラムを勝ち取ってほしいです。
2013年プロ転向、昨年には世界ゴルフ選手権初優勝
松山英樹は愛媛県出身の24歳。4歳からゴルフを始め、東北福祉大学1年時にアジアアマチュア選手権で日本人として初めて優勝し、2013年にプロ転向、その年に史上初のルーキーイヤーでの賞金王となっています。
2014年からはPGAツアーに参戦、5月に行われたメモリアル・トーナメントでツアー初優勝をあげ、2016年2月にはフェニックス・オープンで2勝目、同10月にHBCチャンピオンズでは世界ゴルフ選手権初優勝をしています。
優勝がかかった場面で、気迫のプレー
松山英樹は今回のフェニックス、オープンで4勝目をあげましたが、その戦いは素晴らしいものがありました。4打差の3位でスタートし、最終18番ホールでバーディーパットを沈めれば優勝という場面でわずかにショートしました。
そしてプレーオフのすぐの18番、同じような場面で強く打っていき、今度は曲がり過ぎてオーバーしてしまいました。優勝を意識しすぎてビビるということが全くなく、4ホールまでもつれて最終パットを打つときの松山英樹の顔は怒っているようなものすごい気迫でした。
日本人でこれだけ感情を表に出せるプレーヤーは珍しいと感じてしまいました。
錦織圭とも良い刺激をし合って、世界で活躍を
松山英樹の現在の世界ランクは5位。まだメジャー大会には勝っていません。プロテニスの錦織圭も同じく世界ランク5位でグランドスラムで勝っていません。可能性としては松山英樹が2017年シーズンのうちにメジャーで勝つ確率が高いように思えます。
あの気迫を前面に表す松山英樹のプレースタイルは、まだ錦織圭選手に足りないものかもしれません。世界で活躍する二人が、お互いに良い刺激となって、メジャーまたはグランドスラムを勝ち取ってほしいと思います。
ライター:kg 編集:moz