スポーツにおける誤審とは
スポーツに於いて審判のジャッジ1つが試合結果に直結するシーンと言うものは、過去に多々あったのは間違いありません。審判も人間であり、見えなかったり判断を誤ることは十分にあることで、「誤判定」も含んで、それを受入れるリスペクト精神もスポーツの大切な部分とされているのも確かです。
しかし一方で、ことプロ・スポーツの世界では巨額のマネーが動き、ファン・サポーターの感情もあり、「誤判定」では済まされないのも確かです。
サッカー・クラブW杯では、テクノロジー判定を導入
先日日本で開催されたサッカー・クラブW杯では、テクノロジー判定が採用されていたことをご存知の方も多いと思います。試合では、実際にファールの判定などに使用される場面がありました。
野球やテニスなどと異なり、プレーが途切れることなく続くサッカーは、テクノロジー判定の導入が遅れたスポーツでもありました。
しかし、過去にも何度も繰り返された勝敗に直結する「誤判定」に、ファンやサポーターからのバッシングが強まる中、世界中が注目するサッカー・クラブW杯でテクノロジー判定が導入されたのは、今後の審判制度に大きく影響してくることでしょう。
初戦UAE戦の判定が議論に
サッカー日本代表は、2018年W杯のアジア最終予選の真っ只中ですが、未だ勝ち上がるに厳しい状況。そのきっかけとなったのが、初戦のUAE戦。試合は1-2で破れましたが、後半のFW浅野選手が放ったシュートがゴールラインを割っていないとの審判団の判定が、今でも議論の的になっています。
試合にはテクノロジー判定の導入は無かった訳ですから、当然審判団をリスペクトし判定を受け入れるしかありません。当事者の浅野選手が、「ゴールネットを揺らす様なシュートが出来なかった…」と悔やまれていたのが印象的でした。
今後、テクノロジー判定の導入の導入はあるか?
サッカー・クラブW杯で導入されたことで、国際的な大会や、各国のトップリーグなどでは、テクノロジー判定の導入検討が加速されると思われます。選手・審判団・ファンやサポーター、皆が納得出来る判定となるのは、今後のサッカー界に良い結果をもたらすと思います。
来年3月のUAE戦は・・・
残念ながら、サッカー2018年W杯・アジア最終予選にテクノロジー判定の導入は無いと思われますが、来年3月にはアウェイで再びUAEと対戦します。前回は「テクノロジー判定が導入されていたら…」でしたが、アウェイの地では「中東の笛」に屈せず、リベンジを果たしてもらいたいと期待します。
(写真はイメージであり、本文とは関係ありません。)