上原浩治という不世出の「中継ぎ投手」がどうして、日本国民に大絶賛され国民的ヒーローという感じにならないのかを考察していくと、とても興味深いことです。日本には、先発投手を一番とするような、悪しき習慣というのがまだまだたくさんあるということを思い起こさせてくれます。
中継ぎ(リリーバー)として大活躍する上原浩治
上原浩治は現在メジャーリーグで活躍している、日本生まれの日本人プロ野球選手でピッチャーを務めています。
読売ジャイアンツに入団して活躍した後に、渡米して現在ではメジャーリーグメジャで中継ぎ(リリーバー)として大活躍中です。
現在42歳と野球選手としては高齢ながらも、多くのメジャー球団から7億円前後のオファーをもらいました。年棒の高さではなく、昨年の優勝チームであるシカゴ・カブスを新天地として選んで契約をしました。
日本では先発(スターター)に価値を置くために、あまり注目されず
よくよく考えてみればかなり凄いピッチャーなのに日本ではあまり注目されていないですよね。
田中将大(マー君)、ダルビッシュ有、前田健太(マエケン)、大谷翔平といった選手ばかり話題になって、上原に関しては日本国民はどうでもいいというような感じです。
それは、先発(スターター)が一番価値があり、中継ぎ(リリーバー)はあまり重要視しないという、日本人特有の「悪しき伝統」のせいではないでしょうか。
考えてみればもの凄い投手なのに、なぜ世間ではこんなに注目されていないんだろうというところがやはりものすごく不思議です。
高齢ながら大活躍し、メジャーリーグ史上に残る大投手に
今後も、上原が日本のメディアに大きくクローズアップされようとも、日本国民を熱狂の渦に巻き込むことはおそらくないでしょう。
しかし、彼の年齢での成績は目をみはるものがあり、メジャーリーグ史上に残る大投手であることは疑いの余地がありません。
今年も彼は大活躍するでしょうが、日本ではなぜかあまり話題になっていません。
(写真はイメージであり、本文とは関係ありません。)
ライター:mx 編集:moz