埼玉県こども動物自然公園では、恒例である11月から3月31日までカピバラが露天風呂に入浴する「カピバラ温泉」が開催。人も足湯をしながらカピバラの入浴姿を見ることができる足湯体験も、限定12名で併せて行われています。
実施済みの冬至にあわせた柚子風呂、七草風呂に加え節分風呂、桃の節句風呂など節句に合わせた変わり風呂も予定されていますので、是非親子で訪れてみてはいかがでしょうか。
アマゾン流域に生息する世界最大の齧歯類
埼玉県こども動物自然公園で飼育されているカピバラ。カピバラ自体は全長最大約130㎝になるアマゾン川流域の温暖な地域に生息する世界最大の齧歯類です。
夜行性のため視力はあまりよくありませんが、代わりに尻尾が退化し手足に水かきが付いていて、器用に水中を泳ぐことができます。また意外にも陸上では走ると約時速50㎞という速さで走ることができ、あまり生態は知られていませんが実はものすごい動物です。
寿命は5~10年ほどで、環境変化への順応性も高く知識と整った環境があれば家庭内で飼育することも可能ということです。
柚子湯に浸かるカピバラ親子
毎年見かける記事ではありますが、写真を見ると見てる側が気が抜けるような、親子でほっこり入浴している姿が印象に残りました。
また、人間側も足湯につかりながらカピバラのお風呂を眺められるというところが、もしかしたらカピバラの方から「人間も足だけだがお湯に浸かっているなぁ」と逆に観察されているのかと思うと、それはそれで面白いなと思いました。
また3月までやるそうなので、3月になるともうだいぶ暖かいでしょうし、どのくらいのカピバラがお湯に入っているのだろうかと興味が沸きました。
寒い冬の動物園にも、温かく楽しめる企画を
他のカピバラがいる動物園でもカピバラ温泉を実施したり、他の暖かい地域などに生息する動物にも温泉を用意してみてほしいと思います。
また、ふれあい広場にいるような人慣れしている動物たちと一緒に人間は足湯かなんかでお風呂にはいれるような企画とかができてくれると楽しいだろうなと思いました。
他にも、お風呂でお酒を飲む代わりに固定の台に餌がおいてあって、自由に食べながら入浴できるようになっているとかだと面白そうです。寒い冬であっても様々な工夫をして、動物園を訪れる人が楽しめるといいですね。
ライター:dtc 編集:moz