NHKの大河ドラマ『おんな城主 直虎』が1月8日にスタートしました。第1話の平均視聴率が16.9%と歴代2の低調ぶりにもかかわらず、NHKは「ほぼ『真田丸』と同じところで良い出足」と高評価を下しています。しかし、第2話以降も視聴率の伸びは見られず、今後の巻き返しに期待したいところです。
安土桃山の女当主の波瀾万丈ぶりを描いた大河ドラマ
平成29年大河ドラマ『おんな城主 直虎』は、戦国時代から安土桃山時代にかけて、遠江井伊谷(現在の静岡県浜松市)に実存した女当主の波瀾万丈の人生を描いています。
主人公の井伊直虎役は、女優の柴咲コウさんが務めています。
なお、井伊直虎という人物は、資料が非常に少なく現存する史料自体にも信憑性が乏しいことから、その実像には諸説あるのが実際のところです。それゆえ、このドラマはフィクション的要素が濃い内容いえるでしょう。
フィクション要素が濃い「直虎」
今回のニュースでは、「第1話の平均視聴率が歴代ワースト2位」だったにもかかわらず、NHKはあえて「ほぼ『真田丸』と同じところで良い出足」と高評価を下しています。
また、このドラマが開始される直前に、「直虎は男だったと記された古文書が新たに発見された」というニュースがネット上で一時期話題になりました。真相は定かではありませんが、NHKは名誉挽回に必死なのではないでしょうか。
いくらフィクションとはいえ、この物語の主題になっている部分が揺らいだことは非常にマイナスになったようです。また、昨年放送の『真田丸』の人気にあやかろうとしているように見えてしかたありません。
「真田丸」人気に続けるか・・今後の展開に期待!!
個人的な意見になりますが、第1話を見た限りでは、あまり引き込まれるものを感じませんでした。昨年放送の『真田丸』は豪華出演陣の迫力ある演技と面白おかしい内容があいまって見応え充分でした。
比べてしまうとどうしても見劣りを感じてしまいます。主人公を演じる柴咲コウさんもここ最近は話題が少ないだけに、今後に不安が残ります。
しかし、物語は人気の戦国物です。そして、まだ始まったばかりなので今後の展開次第では巻き返しも期待できます。やはり、大河が盛り上がらないとつまらないですからね。
ライター:st1 編集:moz