中日ドラゴンズのエースピッチャーとして活躍した星野仙一さんが、監督時代の実績が評価され今月16日に、今年の殿堂入りのメンバーに選ばれました。彼の野球界においての影響力を考えると、少し遅い殿堂入りの発表でした。現在星野さんは楽天球団の副会長として、チーム強化に精力的に取り組んでいます。
元・中日ドラゴンズのエースピッチャー
星野仙一さんは、岡山県倉敷市出身の元プロ野球選手です。現役時代は中日ドラゴンズのエースピッチャーとし通算勝利数146勝を挙げました。その当時は気合いで投げ込む熱血漢で、巨人キラーとしても有名でした。記録よりも記憶に残る選手という言い方がピッタリの選手です。
その後は、中日・阪神・楽天で監督を約17年間務め、楽天時代には日本一になっています2015年から楽天球団の取締役副会長に就いています。
監督として3球団を優勝に導いた「闘将」が殿堂入り
星野仙一さんは、とうの昔に殿堂入りは果たしているものと思い込んでいた私は、このニュースを見たときは驚きました。
この記事に書いてあるように、監督時代に弱小3球団を優勝に導いた実績が大きいだけに、「もう少し早く殿堂入させてあげても良かったのではないか」と思います。
今回、ロッテの伊藤勤監督と大洋のエースピッチャーだった平松政次氏との同時選出でしたが、星野さんの野球界での存在感が大きすぎて、このタイミングでの発表にどこか違和感をおぼえてしまいます。
現・東北楽天イーグルス副会長としても、熱血を発揮
東北楽天イーグルスは2013年の優勝以来、主力選手の離脱が相次いだこともあり、現在成績が低迷しています。しかし、星野さんが副会長に就任して以来、その人望と顔の広さを生かして優秀な人材を集め、徐々にではありますが勝てるチームになりつつあります。イーグルスの中心選手はまだ若い選手が多いだけに、2・3年後が楽しみです。
星野さんは、今年の1月で70歳を迎えますが、その熱血漢ぶりは健在です。今後しばらくは、球団の先導者として精力的な活動を続けていきそうです。そして、野球界全体にも大きな影響を与えていくでしょう。
ライター:st1 編集:moz