今では『遅刻魔』、『口パク』で悪名が高くなってしまったかつての歌姫マライア・キャリーが、年末の口パク騒動について、リハーサルにも出席せず進行の確認もしなかったにも関わらず、一連の不手際を主催者側にあると反論しました。
かつては世紀の歌姫と呼ばれた大スター
マライア・キャリーといえば世界の人々が知っている、かつては世紀の歌姫と呼ばれた押しも押されもせぬ大スターです。
数々のヒット曲を飛ばし、音域の広さを誇り、whistle voiceと言われる超高音が出せるということでも一世を風靡しました。
最近では大富豪との婚約を果たしたものの、金遣いの荒さや他の恋愛相手が現れたことなどが原因で婚約は解消されました。公私に渡って世界に話題を提供し続けてくれるスター中のスターです。
タイムズスクエアでのカウントダウンイベントで、口パクがバレる大失敗
マライアは、年末のタイムズスクエアでの大イベントで、大勢の観客やお茶の間で新年のカウントダウンの盛り上がりを見守る人々を前に、数々の歌を歌うことになっていました。
ところが、一曲目『蛍の光』が終わって二曲めの『emotions』が始まると、突然彼女の歌声が聞こえなくなりました。口パク用の歌が流れるはずだったのに、流れなかったということです。
リハーサルにも数秒顔を出しただけと言われています。そのため、ステージでの立ち位置や、細かな打ち合わせがわかっていなかったのでしょう。もはやパフォーマンスはぐだぐだに。
今や『口パク』・『遅刻魔』で有名に
マライアの口パクは、アメリカでは有名ですが、その他にも、コンサートやイベントなどへの度重なる遅刻でも有名で、すっかりファンやスタッフたちの信用をなくしてしまっており、今回はいわば、彼女の日頃の傲慢さがバレてしまったというわけです。
事の真相は様々な検分が待たれるところですが、人々の彼女に対する印象は当然よくありません。
マライアが仮に「私のせいじゃないわ」と言っても誰も信じないでしょう。そのタイミングで、マライアがまさかの責任転嫁を行ったのです。
主催者と責任をなすりつけあい、言い分は平行線
主催者側は、マライアがリハーサルにも出なかったからトラブルに見舞われても当然だという主張を続けるでしょう。一方のマライア側は、「私を陥れて大勢の前で恥をかかせるために仕組まれた罠だ」という主張を続けるでしょう。
第三の機関がきっちり調べない限りは、両者の言い分は平行線を辿ることが予想されます。
マライアがボイトレもせずにかつての高音が出せなくなり、自身の歌でさえ歌詞を忘れ、今のように遅刻魔でファンを寒いところで何時間も待たせて平気でいる限り、マライアは元の歌姫に戻れないでしょう。
ファンやスタッフたちに誠実な態度を示していけば、世間の見る目も少しは変わるかもしれません。
ライター:rain 編集:moz