長い間横浜マリノスで活躍してきた元日本代表・中村俊輔が、ジュビロ磐田への完全移籍を発表しました。
マリノスは現在ベテランの年俸大幅削減と選手放出など、コストカットでチーム内が揺れており、安心してプレー出来る環境を選んだ、ということかと思われます。
獲得したジュビロ磐田は、彼のために背番号10を準備しました。中村俊輔に対する期待の高さが窺えます。
現・横浜マリノスを牽引してきたチームの顔
中村俊輔はプロサッカー選手で、元日本代表の選手です。高校卒業後入団した横浜マリノスで、3年目にしてエースナンバー10番を獲得しました。
ゲームメーカー、キッカーとして高い技術を持ち、特にフリーキックに於いては未だ世界から称賛を受けています。
日本代表としてオリンピック世代から活躍し、特に2006年から2010年は中心選手としてチームを牽引しました。代表を引退した2010年からJリーグに復帰しています。横浜マリノスで再び10番を背負って、2015年からはキャプテンにもなりチームの顔でもあった。
コストカット戦略によるチーム内の不安定な状況を避けて移籍か
中村俊輔と言えば横浜マリノスのイメージが強いです。
高校卒業時からの約4年と、海外から帰ってきてからの6年、通算10年余に渡りチームの中心であり続けてきただけに、少し前から噂されていた今回の移籍報道について、半信半疑でしたが、本日正式決定が発表されてついに現実の物となりました。
マリノスとしては集客のためにも強く残留を希望したと思われますが、数年前からの海外資本シティ・グループによるコストカット戦略によりチーム内は揺れており、ベテランの中澤選手らも大幅年俸ダウンを提示される等厳しい状況です。
中村選手も現役最後は落ち着いてプレーが出来る環境を望んだのかもしれません。
ジュビロ磐田は攻撃能力を底上げして、チームに弾みをつけたい
中村選手を獲得したジュビロ磐田は、2013年にJ2へ降格しました。元日本代表であり現役時代はジュビロで活躍した名波氏が監督に就任し、2016年にJ1復帰を果たしたものの、年間成績は13位と奮っていません。
再度降格を防ぎ、チームの攻撃能力の底上げの為に、中村選手には相当な期待が掛かるものと思われます。
超有名選手だけに集客面でも期待されますね。
ライター:blu 編集:moz